20代でリーダーになるための行動4選
組織で働く人間として“昇進”は何より嬉しいことの1つです。
自分の仕事が認められた!
そう実感できる瞬間でしょう。
なるべく早くその喜びを感じたいと日々努力されている方も多いかと思います。
同僚よりも一歩先に。
保守的で年功序列が主な組織に属する筆者が、入社4年目で管理職に昇進するこが出来た秘訣をご紹介します。
【この記事を読んで欲しい方】
□ 同僚よりも一歩先を進みたい!
■ 早く管理職を経験して、次のステップへ進みたい!
□ 仕事を頑張っているのに、評価をされない!
■ あんな上司の下で働けない!
前置きをしますが、決して筆者はいわゆる“しごでき”ではありません。
PCスキルも全くなく、資格と言えば普通免許(しかもAT限定)のみ。
決して見た目が良いわけでも、家柄が良いわけでもありません。
自分で書いていて悲しくなるほど特にコレと言って“特別”がない筆者でさえ、可能だったことです。
これからご紹介するのは皆さんの業務の中に小さく取り入れて頂けることです。
改めて・・
“普通”な筆者が紹介する「20代でリーダーになるための行動4選」です。
どうぞお付き合いください。
【目次】
・「自分の業務+目立つ業務」を心がける
・ 上の評価より下の評価を重視する
・ 成果はスピーカーを通じて広めてもらう
・ “頑張ってます”感は逆効果
〇「自分の業務+目立つ業務」を心がける
管理職を目指す上で大前提なのは「自分の仕事を全うする」ことです。
自分の仕事すら後輩に頼んだり、上司に引き取ってもらっているようでは当然管理職なんて務まりません。
これはこの記事を読んで下さっている方は皆さん当たり前に出来ていることだと思います。
筆者含め、早いうちからリーダーを任される人は
自分の業務に+αの業務
を1日のスケジュールに組んでいました。
簡単にいうと、自分の仕事じゃないことをするんです。
なんでもかんでも後輩や上司の仕事を手伝うのではなく、
“目立つ業務”に手を出すのです。
なんだか嫌な響きにも聞こえるかもしれません。
ただ、ここで大切なのは上司だから手伝う!とか、後輩の仕事は手伝わない!など、
立場で手を出すか出さないかを判断するのは絶対にいけません。
上だろうが、下だろうが。
“目立つ業務”を補助します。
1日の中にそんなに目立つ業務はないと思っていらっしゃる方は、もう少し視野を広げてみましょう。
みんなにとっては普通でも、「あなたがやるから」目立つ業務はありませんか?
普段外回りをするバリバリの営業スタッフが、事務の方と一緒に手紙の封入・のり付けをしていたら?
普段デスクワークで座り仕事が多い方が、倉庫整理を汗をかきながらしていたら?
誰かにとっては日常の業務でもやる人が変われば“目立つ業務”に変わります。
1日のうち10分でも15分でも構いません。
これをすることで、自分の業務がどこで誰がどんな風に支えて下さってるのかも理解することが出来ます。
自然とリーダーに必要な視野が身についていることでしょう。
そして、上からも下からも「よく気が付く人」という評価を受けます。
「よく気が付く人」は「周りを見ている人」です。
1日のたった数分で劇的に評価は変わります。
騙されたと思って、やってみて下さい。
〇 上の評価より下の評価を重視する
皆さんの昇進を決めるのはもちろん上司だと思います。
だからこそ上司の評価を一番に日々の仕事をする・・・。
それも1つの方法かと思います。
ただ、もう1つ。
皆さんの後輩たちも大切な評価者であることを忘れてはいけません。
筆者が早いうちからリーダーを任せて頂けた最も大きい要因となったのは、後輩たちの後押しでした。
上ばかり気にして仕事をする先輩は、後輩から見るととても“ださい”ですよね。
逆にしっかり自分達を見て、フォローやアドバイスをくれる先輩は“この人についていきたい”と思います。
皆さんの上司はあなただけを見ているのではありません。
組織全体を見て、あなたの後輩が誰の下にいけばより効率よく、モチベーションを高く実力を発揮してくれるのかを見ています。
すでに支援者、言い換えると信頼関係が構築されている上司×部下が透けて見える先輩×後輩は、昇進へのハードルもぐっと下がります。
1日でも早く昇進をしたい時に造るのは、上との信頼ではなく、自分を後ろから支えてくれる後輩との信頼関係です。
〇 成果はスピーカーを通じて広めてもらう
仕事で成果を上げた!!
めちゃくちゃ頑張った!!
そんな時には誰しもアピールをしたくなります。当然です。
おおいにアピールをしましょう。
ただしアピールも代行サービスを利用します。
あなた自身で上司に対して行うのは“報告”です。
大きな成果であればあるほど、この報告だけ本来は十分です。
上司はしっかりあなたを評価してくれています。
ただ、ここに至るまでの苦労や工夫は報告書に書くことが出来ません。
だからアピールが必要です。
そこで協力して頂くのは社内でスピーカーと言われる人です。
良いことも悪いこともどんなことでも知っているおしゃべり好きな情報通はいませんか?
その方に“お喋り”をしましょう。
“自慢”ではなく“お喋り”をします。
例えば・・。
「○○をして✕✕さんにこんな風に褒めてもらえた!」
「△△っていう状況だったので、■■をやってみたら上手くいったんです!」
・・・↑は、自慢ですね。
・・・言い換えましょう・
「いやーー。今回は大変でした。
自分一人じゃ出来なかったので、✕✕さんにもアドバイスを頂けて助かりましたよー。」
「運がよくてなんとかなったんですけど、△△っていう状況になったんです!
ほんとに焦りましたーー。」
人が噂話をするのは、大抵誰かのピンチや失敗談です。
皆さんの社内にいるスピーカーさんもきっとそんな話が大好きなはず。
思わずスピーカーさんが言いたくなるような話し方に変換するんです。
まるで次回予告のように。
あなたの成果は、スピーカーさんから話を聞いた人たちが自然と辿り着いてくれます。
『え?そんなヤバい状況だったのに、なんでこんなにうまくいったの?』って。
皆さんも学生時代にこんな経験はありませんか?
友達から
「○○ってお前のこと好きらしいよ。」
って言われた途端に、全く意識してなかった人がめちゃくちゃ気になってしまう・・。
同じことを仕事でも行うだけです。
人は第三者から聞いた情報の方が強く残ります。
さらに、自分でたどり着いた情報はより強く残ります。
せっかくの仕事の成果は効果的にアピールをしましょう。
〇 “頑張ってます”感は逆効果
昇進するにはがむしゃらに頑張らないと!!と思う方も少なくないかと思います。
仕事に一直線!プライベートも犠牲にして頑張ります!!!
そういう方が上に進む会社も確かにあるでしょう。
しかし、時代はそうではありません。
“ワークライフバランス”を重視する傾向が強まる現代において、目に見えて犠牲を払う人を役職に据えることを避ける傾向にあります。
もちろん人より早く評価を受けるには、抜きん出て努力する必要があります。
ただし、それは水面下で。
水中でどれほどもがいていたとしても、水の上は優雅に余裕のあるスマートな仕事ぶりを見せる努力をしましょう。
自分の業務でいっぱいいっぱいの人に、管理職としてこれ以上の業務を与えることは出来ないと判断されてしまいます。
昇進は“ご褒美”ではありません。
組織が皆さんにあたえる“期待“であることを認識しましょう。
さて。
今回は20代でリーダーになれる行動をご紹介しました。
何を偉そうに!!と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、読み返して頂くと業務スキルではなく“認識”を変えるだけで誰でも出来ることばかりです。
だからこそ何の特別なスキルも能力のない筆者が40代以上が中心のTHE 年功序列企業の管理職軍団に20代で名前を連ねることが出来ました。
私の経験が少しでも皆様のお役に立てばうれしく思います。
それでは、失礼いたします。