実例紹介!中途面接で気を付けること5選!

こんにちは。TRP です。

人事担当者として多くの中途採用面接に携わってきた筆者より、面接の基本のキをお伝えします!

こんな方に読んで欲しい!

・面接が苦手な方
・面接を受けるのが久しぶりの方
・コロナ以降、初めての転職活動の方


どうぞ、最後までお付き合いください。

この記事を読むと・・・

  • 面接への準備項目を理解できる
  • 好感を抱かせる受け答えができる
  • 面接を通して、自分に合う会社を見つけることができる

開始5秒で合否が決まる!身だしなみを整える!

中途面接の時ってスーツ着用・・ですよね?

面接にはスーツで。
当たり前のように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外とそうでもありません。
中途採用だから・・とギリギリオフィスカジュアルにジャケットだけ羽織りました!!という方もいらっしゃいます。

みなさんの現職(もしくは前職)がスーツ着用の会社でなくても、転職先がスーツ着用の会社でなくても。
面接の際は、セットアップのスーツで行かれることをお薦めします。
理由は『一番無難だから』です。

同じような評価をつけられた際、最後はほんの少しの差で合否が決まります。
カジュアルなオフィスカジュアルと、セットアップのスーツ。
見た目の印象はもちろん、この面接のためにしっかり準備をしてきて下さったんだな、と企業側が本気度は感じるのはもちろん後者の志願者です。

要は清潔感と、本気度

ココの判断は、お会いしてからのたった5秒です。

マスクってした方が良いの?

マスクはご本人の判断で良いと思います。
ただ、やはり表情は伝わりにくいもの。
いつもより少しオーバーめにリアクションを取ったり、笑顔を見せるようにしましょう

最近面接を受けて下さった方でとても素敵なご対応をされた実例を1つ紹介します

弊社は自由裁量とはいえ、まだ多くの社員がマスクを着用していました。
そこで面接に来られたAさんは、最初はマスクなしでご着席されましたが、面接官である我々がマスクをしているのを確認して、鞄からマスクをスッと取り出されて。

Aさん said

「マスクをしていなくて、失礼致しました。
 今からで恐縮ですが、私もさせて頂きます。
 もし聞き取りずらいところがあれば、おっしゃって下さい。」

この時点で私は面接シートに◎をつけたのを覚えています。

マスクの有無がどうというよりも、
・面接先の企業を状況を見てその場で対応できる姿

そして
・それに対する笑顔のアクション
もとてもスマートでした。
小さなことですが、彼の人柄や気遣いを感じられるには十分なアピールになったでしょう。

自己紹介は簡潔に。

自己紹介。
おそらく多くの企業が最初の質問として用意をしています。
ここで過半数・・・いやもっと多くの方が”話し過ぎている”印象を受けます。

出身大学から職歴、各1社ずつでの詳細の業務内容、1回目の転職理由、2回目の転職理由。
そして現職の業務内容、そして今回での転職理由・・。
やっと今にたどり着いた・・。と思ったら、志望動機まで!!!

面接官側がこの後に用意していた質問の分まで5分、10分かけて話し切ってしまう方もいらっしゃいます。
この”話し過ぎ”には、ただ話し過ぎの印象だけではなく、


聞き手のことを考えて話すことが苦手な方コミュ力ないな。」という印象を与えかねません。

自己紹介はとにかく簡潔に。

上記を話した後に、一言。

「本日はお時間ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」

相場は1分、長くても2分を目安に自己紹介を組んでみましょう。

転職理由は真実を伝える。ある程度。

SNSで「面接官にウケる!転職理由〇選!」を見かけることもありますね。
その理由が自分の転職理由に当てはまっていれば活用するのも良いのですが、マイナス評価を避けるために真実と異なることを伝えるのは絶対に薦めません。

実例で見てみましょう。

Aさんの転職理由

長時間労働で心身ともに疲れた。

休みの日に携帯が鳴らない会社に行きたい・・。』

もし、Aさんが”面接官にウケる!”転職理由の筆頭である『自己成長』を採用したら・・?

Aさん(嘘ver.)

『現職の業務はひと通り経験をさせて頂き、自分としての目標も達成できました。
 今後は新たな環境で、自己成長をしたいと考え転職を決意いたしました。』

さて、この転職理由がウケてしまい、Aさんは転職に成功しました。
この転職理由がウケる会社では、もちろん自己成長に重きを置いているので採用されたわけです。

実際、入社後Aさんは”自己成長”のため、こんな生活になりました。

・始業前のモーニング会議
・就業時間外のチャットの嵐
・自己投資という名の休日のセミナー参加

当然、彼は再び転職活動の世界へ戻っていきました。
そして今回、私が彼と共に考えた転職理由はコチラです。

Aさん(ホントver.)

『学びの多い職場ですが勤務時間に区切りがなく、
今は良くても長期的なキャリアを描きにくい側面もありました。
 メリハリをつけて、末永く自分が働ける会社で貢献したいという気持ちが強くなり、
 転職活動を行っております。』

もし、転職先の企業がワークライフバランスの整ったホワイト企業なら、長期的なキャリアを描いて長く働いてくれる社員は大歓迎です。

転職理由を考える際、”ウケる”ことを軸にしてはミスマッチの原因になります。
”真実”をいかにきれいに伝えることが出来るかに工夫を凝らしましょう!

強みは「コミュ力!」は伝わらない!

どんなコミュ力が強みなの?

多くの志願者を面接する中で一番多く聞いた長所・強みは
『コミュニケーション能力』です。

もはやベタとも言えるこのコミュ力ですが、このままでは多くのコミュ力の中の1つとして流されてしまうでしょう。
そこで、あなたの強みである「コミュ力」をもう少し深堀りしてみましょう!

コミュ力の深堀り

★ あなたが誰かとコミュニケーションを取る上で大切にしていることはなんですか?

★ 仕事の上でコミュニケーションが得意だと感じるのはどんな時ですか?

この質問の答えは、例えばこんな感じでしょうか?

・相手の話を聞いている時(傾聴力)
・相手に何かを紹介する時(伝える力)
・お客様に接客をする時(販売力・接客力)
・お客様からのご意見に対応する時(クレーム対応力)

せっかくあなたの長所を、ベタな「コミュ力」でひとくくりにしてしまうのはとてももったいないことです。

「コミュ力」ではなく、上記のように『○○の力』が強みであると差別化をして臨みましょう!

「何か質問はありますか?」の答え方

「ありません」=「興味がありません」と見られてしまう。

面接の後、逆質問を求められることがあります。
その時に、理解の良い人材です!とアピールするかのように「質問はありません!」と答えてしまう志願者の方もいらっしゃいます。
これはとてももったいないことです。

この答えは求人情報を見て、下調べをして、十分御社のことは理解しました!!と答えているのと同じです。

そんなことはないですよね?
ここでは”本当に聞きたいこと”を聞けばいいんです。
ただし、タイミングを見極めることが大切です。

一番気になる給料や残業などは、内定を勝ち取ってから相談するのがいいでしょう。

では面接時点ではどんなことを聞けば良いのでしょうか?
それは自分も気になっていて、かつ、面接官が答えやすいことを聞いてみましょう!

複数回面接のある企業では、一次面接と二次(最終)面接では質問内容を変えてみるのも良いでしょう。

一次面接でお勧めの質問

・社内の男女比や年齢層
・中途、新卒の割合
・研修期間の長さ、研修制度の有無
・社内の雰囲気

一次面接には実際に現場に出ている最前線の社員さんが任されることが多くあります。
研修や一人前となるまでの期間などは管理職に比べて鮮明に覚えているでしょう。
また、最前線の社員さんから見る社内の雰囲気を聞いておくのもとても良いと思います。
後述しますが、同じ質問を二次(最終)面接で管理職の方へもしてみましょう。

二次(最終)面接でお勧めの質問

・活躍されている方の共通点
・今回の募集対象の人材にはどんな業務や能力を期待しているのか
・社内の雰囲気

ある程度選考が進むと、企業の中枢を担う管理職の方が多くなります。
そこで管理職だからこそ答えられる質問をしてみましょう。
ここでの質問は企業側に対しては「この人、うちの会社を本気で考えているんだな」と思わせる反面で、
あなた自身が企業を見極める意味もあります。

今回の募集人材に求める業務や能力を管理職が把握していない場合は、現場と管理部門との連携が上手くいっていない証拠です。
また、一次面接で質問をした「社内の雰囲気」も、あまりにも答えに乖離があるようなら、要注意です

社員が何千人もいる大企業ならまだしも、中小企業で上記のような状況が見えた場合は、仮に内定が出た場合でも入社までには確認事項をしっかりと設けることをお薦めします。

★ 面接は見極められていると同時に、あなた自身も見極める場となります。

最後に。

いかがでしたか?
中途面接で大切なのは下記5つ。

  • 身だしなみを整える。
  • 転職理由は簡潔に。
  • 転職理由は真実を。
  • 強みはしっかり深掘り。
  • 質問は相手次第で内容を変える。

上記を知っているか知らないかでは、面接で大きな差が生まれます。

単に”内定を得る”ことが目的ではありません。
あなたの求める企業とのマッチングの場が面接です。

こっちも選んでやるぞ!!!の気持ちで自信を持って面接に臨みましょう!

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